双子の異世界・奇跡の花束
「あ、あの・・大丈夫ですか?」


おずおずとミネルアは男性に声をかけた。


「あ、ああ・・」


「こんな小さなハンカチしか持ってないんですけど・・使ってください」


噴水にしりもちをついた状態だったが男性はそのままミネルアを見上げた。


「ありがとう、ミネルア」


「え!?」


ドキン!


と心臓が跳ねた。


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