双子の異世界・奇跡の花束
「おい、そこの男」
「ああん?」
ガタイのいい男は後ろから呼び止められ振り向いた。
「離せ」
振り向いた先には、少年が立っていた。
「なんだ小僧、聞こえなかったが」
「その手を離せ」
11,2歳くらいだろう。少し乱れた黒髪からギラリと光る瞳で少年は男を睨み続ける。
まるでオオカミの様な鋭い目だ。
「子供じゃねえか。なんだ、女の子の前でヒーロー気取りか?」
「いいから手を離せ・・」
_誰?
ミネルアは涙をためた目で少年を見た。
そして弱々しい声で助けを求めた。
「た、助けて・・」
_誰でもいいから助けて!!
「!!」
目をつむり、そう願った瞬間ミネルアの体が空中へ投げ出された。
「ああん?」
ガタイのいい男は後ろから呼び止められ振り向いた。
「離せ」
振り向いた先には、少年が立っていた。
「なんだ小僧、聞こえなかったが」
「その手を離せ」
11,2歳くらいだろう。少し乱れた黒髪からギラリと光る瞳で少年は男を睨み続ける。
まるでオオカミの様な鋭い目だ。
「子供じゃねえか。なんだ、女の子の前でヒーロー気取りか?」
「いいから手を離せ・・」
_誰?
ミネルアは涙をためた目で少年を見た。
そして弱々しい声で助けを求めた。
「た、助けて・・」
_誰でもいいから助けて!!
「!!」
目をつむり、そう願った瞬間ミネルアの体が空中へ投げ出された。