双子の異世界・奇跡の花束
「愛する人が亜人でも?」


「・・え?亜人?」


わけがわからずレシオンは目を丸くした。

ミネルアは急いで笑ってごまかした。


「なんて、変な冗談すぎますね!最近こんな小説ばっかり読んでるからちょっと聞いてみたくなっただけです・・アハハ」



ミネルアは言ってしまった事を少し後悔した。


_ああ、言っちゃった。


誰にもバラしてはいけないご法度の言葉だ。

もしバレたら自分の命に関わるかもしれない。



_ヴォルスの言う通りだ。バカだ私。

浮かれすぎてる。


恥ずかしくて目を合わせられず、ミネルアは俯いた。
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