双子の異世界・奇跡の花束
「愛するよ」

「え・・?」


ぼそり、と一言だけ告げ、レシオンは立ち上がった。


「皆、聞け!すぐにこの場から立ち去れ!」


ザワッ!!

いきなりの出ていけ発言に、パーティー会場にいた全員が驚いた。


「レ、レシオン!?どうしたの!?」


「出ろ!」


シャックスは慌ててレシオンの前に立ちふさがる。


「どうしたんですか一体!!皇子!何事ですか!?」


「危険だ」


「え!?」


ドキンっ


_もしかして、私の正体がバレた!!??


ミネルアの顔は蒼白になった。

一気に血の気が引いた。
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