双子の異世界・奇跡の花束
ミネルアはレシオンにクルーガの事を伝えると、レシオンは焦った様子でシャックスを呼び出した。


「急いで馬を用意しろ」


「畏まりました!」



ミネルアを愛馬に乗せ、自分も手綱を手に取った。


「飛ばすから、しっかり掴まっていろ」


「うん!」


「はぁっ!」


馬に合図を送り、もうスピードで城下町へと繋がる坂道を駆け抜ける。




ぎゅっ


とミネルアはレシオンの腰に手を回す。


緊急時だが、頼られたレシオンはとても嬉しかった。


片方の手でミネルアの手を握りかえした。

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