双子の異世界・金色のはなびら
コンコン…
そんなやり取りをしていると、扉がノックされた。
「失礼致します。差し入れにございます」
城の侍女がクッキーやケーキをお皿に盛って来た。
「え?誰から?」
「他国の姫からでございます。」
「それはご丁寧に…ありがとうございます」
「こちらに置かせて頂きます」
侍女はテーブルにお皿を置き、直ぐに出ていった。
「丁度騒いで小腹も減ったし、頂きまーす」
直ぐに口に入れようとした瞬間にゼノに口を手で塞がれた。
「んん!?」
「姫様…貴女という方はほんとーーーーーーーにどうしようもない姫ですね」
「んんん!?!?」
訳もわからずゼノを見る。
「もし、これに毒でも入ってたら、ソッコーで死にますよ!?」
「んっ!ぷはっ!毒!!!???」
「そうです、毒です!」
「な、なんで?」
「他国の姫からと言っていたでしょう?怪しさ満点です!」
「そ、そう!?」
エレノアが緊張するほどゼノの顔はマジだった。
「代わりに毒味しますね……サクッ」
「やっやめて!ゼノっ」
「!」
ゼノは直ぐに口に含んだクッキーを吐き出した。
「やはり、毒でした」
気分が悪くなり座り込む。
「ゼノ!大丈夫なの?直ぐにお水を!」
「ユミールから持ってきた水にしてください?」
「う、うん!!!」
エレノアは涙目で荷物を漁る。
「どっどこーーーー!?」
「フフっ…エレノア様の近くにいると…命がいくつあってもたりません…ね…」
ゼノの顔色がどんどん悪くなっていく。
幼い頃から毒を飲み、体を慣らしてきたゼノでも瀕死になるほどの毒だった。
「ゼノ!ゼノ!?」
「…ちっ…これは…ヤバい…」
「ゼノ!?しっかりして!!やだ!!バカっ!」
「バカは…余計…」
力が抜け、痙攣が始まる。
「ゼノ!!!」
そんなやり取りをしていると、扉がノックされた。
「失礼致します。差し入れにございます」
城の侍女がクッキーやケーキをお皿に盛って来た。
「え?誰から?」
「他国の姫からでございます。」
「それはご丁寧に…ありがとうございます」
「こちらに置かせて頂きます」
侍女はテーブルにお皿を置き、直ぐに出ていった。
「丁度騒いで小腹も減ったし、頂きまーす」
直ぐに口に入れようとした瞬間にゼノに口を手で塞がれた。
「んん!?」
「姫様…貴女という方はほんとーーーーーーーにどうしようもない姫ですね」
「んんん!?!?」
訳もわからずゼノを見る。
「もし、これに毒でも入ってたら、ソッコーで死にますよ!?」
「んっ!ぷはっ!毒!!!???」
「そうです、毒です!」
「な、なんで?」
「他国の姫からと言っていたでしょう?怪しさ満点です!」
「そ、そう!?」
エレノアが緊張するほどゼノの顔はマジだった。
「代わりに毒味しますね……サクッ」
「やっやめて!ゼノっ」
「!」
ゼノは直ぐに口に含んだクッキーを吐き出した。
「やはり、毒でした」
気分が悪くなり座り込む。
「ゼノ!大丈夫なの?直ぐにお水を!」
「ユミールから持ってきた水にしてください?」
「う、うん!!!」
エレノアは涙目で荷物を漁る。
「どっどこーーーー!?」
「フフっ…エレノア様の近くにいると…命がいくつあってもたりません…ね…」
ゼノの顔色がどんどん悪くなっていく。
幼い頃から毒を飲み、体を慣らしてきたゼノでも瀕死になるほどの毒だった。
「ゼノ!ゼノ!?」
「…ちっ…これは…ヤバい…」
「ゼノ!?しっかりして!!やだ!!バカっ!」
「バカは…余計…」
力が抜け、痙攣が始まる。
「ゼノ!!!」