双子の異世界・金色のはなびら
「お父様本当ですか!?私がドルーア帝国に!?」

普段大人しい性格だが、あまりにも驚いたエレノアは取り乱した。

突然大広間に呼び出され、父親である国王の命令に、大きな瞳が見開いた。
そしてその瞳はすぐに曇った。


「そんな・・そんな・・お父様!私はこの国には必要ないということですか?」


悲しくて体が震える。


_私がドルーア皇帝の側室に?

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