双子の異世界・金色のはなびら
「馬車がこんなに沢山」

エレノアの目に飛び込んできたのは他国の馬車。それも数台ではない。

約30台はあるだろう。

そして馬車から降りる他国の姫であろう娘たち。


「え?え?どういうこと?」

「これは俺も聞かされてなかったけど。ははーん、そーゆうことですか」

「ゼノ?」

エレノアの隣でゼノが苦笑した。

「ま、中に入って話を聞きましょう。こんなにいるんじゃ全体に向けて話があるに決まってる」

「う、うん」


_一体何が始まろうとしてるんだろう?


不安にかられながら、エレノア達は城の中へと入っていった。

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