悪い優等生くんと、絶対秘密のお付き合い。
──────────
「さ、漣くんっ……!
東屋に行くんじゃっ……」
「行かないよ。
行くのは俺の家」
!!?
東屋がある公園まで来たのに、漣くんはわたしの手を握ったままスタスタと通り過ぎていく。
「はい、着いたよ」
それからしばらくして着いたのは。
「え、ここ……何階建て?」
「30階」
30階!?
「ほえ……」
見上げるほど高いタワーマンション。
エントランスにはコンシェルジュの人がいて、中も広くて、ホテルみたいな内装。
「海凪、行くよ」
「あっ、は、はい……!」
「また敬語になってる」
ふっと笑った漣くんだけど、つないでいた手は離されて、腰に回って。
『逃がさないよ』
そう言われてるみたいで、何も言えなくなってしまう。
「部屋、ここね」
着いたのはなんと最上階の30階。
「お、おじゃまします……」
「誰もいないし、帰ってこないから、そんなに萎縮しなくて大丈夫」
「さ、漣くんっ……!
東屋に行くんじゃっ……」
「行かないよ。
行くのは俺の家」
!!?
東屋がある公園まで来たのに、漣くんはわたしの手を握ったままスタスタと通り過ぎていく。
「はい、着いたよ」
それからしばらくして着いたのは。
「え、ここ……何階建て?」
「30階」
30階!?
「ほえ……」
見上げるほど高いタワーマンション。
エントランスにはコンシェルジュの人がいて、中も広くて、ホテルみたいな内装。
「海凪、行くよ」
「あっ、は、はい……!」
「また敬語になってる」
ふっと笑った漣くんだけど、つないでいた手は離されて、腰に回って。
『逃がさないよ』
そう言われてるみたいで、何も言えなくなってしまう。
「部屋、ここね」
着いたのはなんと最上階の30階。
「お、おじゃまします……」
「誰もいないし、帰ってこないから、そんなに萎縮しなくて大丈夫」