悪い優等生くんと、絶対秘密のお付き合い。
ぎゅーっとさせて。
◇
「合わなかった?」
「うん。花波と別れてふたりで帰ったんだけど、な〜んかつまんなくて」
翌日の4限目、自習の時間。
様子を見に来る先生がいないからガヤガヤしてる。
もう少しで昼休み。
わたしもすずちゃんとおしゃべり中。
「他校の人?」
「そう。
花波の同級生。あたしの写真見せたらすぐ紹介してって言ってきたらしいんだけど、会ってみたら緊張してるのか始終無言で、楽しくなくて」
「なるほど……」
すずちゃん、余裕のある大人っぽい人が好きだもんね。
タイプだって言ってる俳優さんも。
「イケメンかー」
頬杖をついてじっと見つめるその先には。
漣くん……?
自習だから、教えて教えてとせがむ女の子がたくさん。
「悪いけど、自分の勉強したいから無理」
でも漣くんはそれに一切応えることなく、黙々とノートに向かっている。
「合わなかった?」
「うん。花波と別れてふたりで帰ったんだけど、な〜んかつまんなくて」
翌日の4限目、自習の時間。
様子を見に来る先生がいないからガヤガヤしてる。
もう少しで昼休み。
わたしもすずちゃんとおしゃべり中。
「他校の人?」
「そう。
花波の同級生。あたしの写真見せたらすぐ紹介してって言ってきたらしいんだけど、会ってみたら緊張してるのか始終無言で、楽しくなくて」
「なるほど……」
すずちゃん、余裕のある大人っぽい人が好きだもんね。
タイプだって言ってる俳優さんも。
「イケメンかー」
頬杖をついてじっと見つめるその先には。
漣くん……?
自習だから、教えて教えてとせがむ女の子がたくさん。
「悪いけど、自分の勉強したいから無理」
でも漣くんはそれに一切応えることなく、黙々とノートに向かっている。