月の光に響く時
パアアアアッ!!!

突然持っていた短刀が白く光った。

その光は屋根から飛んできた人達にめがけて飛んでいく。


「ぎゃあああっ」

「うぎゃああっ」

「熱ぃいいいっ」


すると向かってきた男達の体から蒸気の様なものが上がり、苦しんでいるみたいだった。


「え?え?」

何が起きているのか全くわからなかった私はへたり込む。


ドカッ!!

バキンッ!!

ザシュッ!!

ズシャッ!!


「ゴミが」

「白家の鬼か。失せろ」

「邪魔っス」

「消えろ」


それと同時に争っていた4人が私を守る様に男達を吹き飛ばした。


「あ・・の?」


動揺していると、4人は私を見てそれぞれ複雑そうな表情をしていた。

困っている様な、怒っている様な、残念そうな、見下す様な・・・。
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