月の光に響く時
「いや、ごめんなさい・・理解出来ないですっ」
即座にそう言ってひれ伏してしまった。
まだ体がブルブル震えてる。
涙も止まらないよ。
だってこんな状況、アニメの世界でしょ?
リアルにあるハズないのに。でも膝痛いし、夢でもなさそうなんだけど。
とにかく理解出来ないし、したくもなかった。
「え?もしかして全部忘れてます?その感じだと俺達の事覚えてないっスよね?」
と少年は言った。
「は、はい。知りませんし・・一体何が目的ですか?」
「あんたは生まれ変わりって事ス。月の姫様の。だから俺達が来たんス」
「はい?」
きょとん、としたわ。
何言ってるの?月の姫?
「ま、何言っても今は無駄なのかなー?桜鬼様」
「面倒だな・・困る」
ムスッとした顔で金髪の男は言った。
とても不機嫌そうにそっぽを向いている様に見えるけど、刀の切っ先は目の前の長髪の人にしっかりと向いている。
戦闘態勢は解かれていない。
その場にいた4人全員だ。
「それは好都合」
刀を構え直した長髪の一人の男が言った。
「今度こそ、頂く」
「させねぇ」
ギラリと二人の目が光る。
そして次の瞬間。
「失礼」
ボンっ!!!
少年に皮肉を言っていた男が突然煙幕の様なものをまき散らした。
「何!?」
と言った私の記憶はこれまで。
どうやらその煙には痺れ作用が含まれていて、私はまんまと吸ってしまったらしい。
そのまま意識を失い、4人のうちの誰かに攫われてしまった。
即座にそう言ってひれ伏してしまった。
まだ体がブルブル震えてる。
涙も止まらないよ。
だってこんな状況、アニメの世界でしょ?
リアルにあるハズないのに。でも膝痛いし、夢でもなさそうなんだけど。
とにかく理解出来ないし、したくもなかった。
「え?もしかして全部忘れてます?その感じだと俺達の事覚えてないっスよね?」
と少年は言った。
「は、はい。知りませんし・・一体何が目的ですか?」
「あんたは生まれ変わりって事ス。月の姫様の。だから俺達が来たんス」
「はい?」
きょとん、としたわ。
何言ってるの?月の姫?
「ま、何言っても今は無駄なのかなー?桜鬼様」
「面倒だな・・困る」
ムスッとした顔で金髪の男は言った。
とても不機嫌そうにそっぽを向いている様に見えるけど、刀の切っ先は目の前の長髪の人にしっかりと向いている。
戦闘態勢は解かれていない。
その場にいた4人全員だ。
「それは好都合」
刀を構え直した長髪の一人の男が言った。
「今度こそ、頂く」
「させねぇ」
ギラリと二人の目が光る。
そして次の瞬間。
「失礼」
ボンっ!!!
少年に皮肉を言っていた男が突然煙幕の様なものをまき散らした。
「何!?」
と言った私の記憶はこれまで。
どうやらその煙には痺れ作用が含まれていて、私はまんまと吸ってしまったらしい。
そのまま意識を失い、4人のうちの誰かに攫われてしまった。