月の光に響く時
硬直した。
一瞬の出来事で何が起きたのかわからなかった。
しかも不意打ちのキスだ。
抵抗する余裕もなかった。
驚いて目を丸くするくらいしか出来ない。
「嫌がらないんだな?1000年前とは違う」
「えっ・・あ・・いや・・です・・そのっ・・」
「フフ・・愛い」
口が強張って上手く拒否出来なかった。
なんだろう?不思議だ。
この人、本当に私を愛おしそうに抱きしめる。
殺意を感じないし痴漢の様な怪しい目つきではない。
そんなに好きだったんだろうか。前世の私を。
なら聞いてみたい。
「あ、あの・・私はなんで貴方を封印したんですか?」
その質問に律鬼さんは苦い顔をした。
「そうせざるを得なかった・・のだ」
「どうして?」
「・・・」
その問いには答えてくれなかった。
気まずい空気になってしまった。
今すぐに逃げ出したい。
急に豹変したらどうしよう。
一瞬の出来事で何が起きたのかわからなかった。
しかも不意打ちのキスだ。
抵抗する余裕もなかった。
驚いて目を丸くするくらいしか出来ない。
「嫌がらないんだな?1000年前とは違う」
「えっ・・あ・・いや・・です・・そのっ・・」
「フフ・・愛い」
口が強張って上手く拒否出来なかった。
なんだろう?不思議だ。
この人、本当に私を愛おしそうに抱きしめる。
殺意を感じないし痴漢の様な怪しい目つきではない。
そんなに好きだったんだろうか。前世の私を。
なら聞いてみたい。
「あ、あの・・私はなんで貴方を封印したんですか?」
その質問に律鬼さんは苦い顔をした。
「そうせざるを得なかった・・のだ」
「どうして?」
「・・・」
その問いには答えてくれなかった。
気まずい空気になってしまった。
今すぐに逃げ出したい。
急に豹変したらどうしよう。