月の光に響く時
「待って!!」
桜鬼の背中に思いっきりしがみついた。
「・・・」
「駄目!!行かせない!!絶対駄目!!」
怖い。
本当に怖い事ばっかりだ。
だけど、お母さんやおじいちゃんが殺されるなんて絶対に嫌だ。
嫌!!!
ぎゅううっ!!
必死に引き止めようと、私は全力で桜鬼にしがみつく。
「絶対に駄目だから!!」
「・・・ふ・・」
「え」
「ふはは・・それ、全力かよ。よわっ」
「え?」
急に桜鬼は笑い出した。
近くにいた誉は後ろを向いて体をプルプルさせている。
恐らく笑いを堪えているのか?
「え?え?」
「全く・・」
理解出来ずにぽかんと口を開けている私の頬を、桜鬼は抓った。
「いひゃい・・」
「それでいいんだよ。お前は俺にしがみついてれば」
「え・・?」
満足そうにニコリとほほ笑む桜鬼。
「だいぶ性格は臆病になったようだから、少し荒療治しただけだ。嘘だ、死ねばいいなんて」
「なっ!!」
カアアアア///
騙された恥ずかしさが一気に体を沸騰させた。
桜鬼の背中に思いっきりしがみついた。
「・・・」
「駄目!!行かせない!!絶対駄目!!」
怖い。
本当に怖い事ばっかりだ。
だけど、お母さんやおじいちゃんが殺されるなんて絶対に嫌だ。
嫌!!!
ぎゅううっ!!
必死に引き止めようと、私は全力で桜鬼にしがみつく。
「絶対に駄目だから!!」
「・・・ふ・・」
「え」
「ふはは・・それ、全力かよ。よわっ」
「え?」
急に桜鬼は笑い出した。
近くにいた誉は後ろを向いて体をプルプルさせている。
恐らく笑いを堪えているのか?
「え?え?」
「全く・・」
理解出来ずにぽかんと口を開けている私の頬を、桜鬼は抓った。
「いひゃい・・」
「それでいいんだよ。お前は俺にしがみついてれば」
「え・・?」
満足そうにニコリとほほ笑む桜鬼。
「だいぶ性格は臆病になったようだから、少し荒療治しただけだ。嘘だ、死ねばいいなんて」
「なっ!!」
カアアアア///
騙された恥ずかしさが一気に体を沸騰させた。