切なくて…逢いたくて…涙
ふっと今日のあの秘書の言葉を
思い出してしまった

私は社長に近づいたらダメなんだ
近づける身分でもない

天国から地獄に突き落とされた気分になった

こんな所…社長が来る所じゃない
夢から現実に戻った瞬間…

「食べ終わったなら
帰ってもらっていいですか⁇
疲れているので」

冷たい態度になっていた

ごめんなさい社長…
私は貴方に近づいてはいけないんです

「片付けてから帰るよ」

食器を片付けようとする社長に

「いいんです!後は私がしますから!
帰って下さい…
それと会社で会っても話しかけないで下さい
それでなくても噂になってますから」

社長に背中を向けた

ごめんなさい…社長
涙が出てきそう

「わかった…
ごちそうさま…」

小さな声で言った
そして社長は帰って行った

これでいい…これで…

涙が頬を伝う

どうして涙なんて…

もしかして私…社長の事を⁇











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