切なくて…逢いたくて…涙
エレベーターがついた所はホテルの客室

社長が私の肩を抱き廊下を歩く

ドアが開けられれとスイートルームだった

そしてまた抱きしめられて

「離したくない」

私も離れたくない

「社長…」

婚約者がいてもいい
今だけ…今だけ…許して下さい

身体を離し唇が重なった

社長に溶かされてしまう

ダメ!警報が鳴り響いている

唇が離された時…現実に戻った
やっぱりダメ!

「ダメです…社長には相応しい方が
おられます」

「どうしてまた逃げる⁇
近づいてくれたと思うと逃げていく」

「社長には相応しくないですから」

涙が頬を伝う

頬の涙を社長がそっと拭いてくれた

「君が近づいて来ないなら
俺が1歩づつゆっくり近づいていく
だから…逃げないでくれ
俺の見える所にいてくれ」

「社長…」

また唇を重ねた

そして…身体も心も一つになった

貴方に逢いたかった

貴方に触れたかった

貴方に愛されたかった

貴方を愛していました

今…貴方と離れたとしても後悔しない
今のこの瞬間が幸せと感じる

貴方も同じ想いですか⁇





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