桜井くんはヤメテくれない
「あ、それより!!今日放課後空いてる??2人とも!」
「え?!空いてるに決まってるじゃない!珍しい、弥生から誘ってくるなんて!」
「俺も空いてるよ、」
ずっと前から気になってた所があるからそこに3人で行きたいて思ってたんだよね。
「やった!ありがとう、2人とも!」
ニコッと笑うと、なぜか澪と春夏くんが徐々に顔を赤くして停止した。
「え、?ちょ、2人とも?」
「弥生、それはズルいわ。反則よ。」
「…。」
春夏くんは澪の言葉に黙ったままうんうんと首を縦に振る。
は、はい…??
「とりあえず決まりで良いんだよ、ね?場所は着くまで秘密!」
うわぁ、2人と初めて遊ぶからすごい楽しみ。
澪と遊ぶことはあるけど。
それからHRを終えて放課後。
ルンルン気分で2人と初めて歩く道はいつもよりキラキラしてるように見える。
「澪、春夏くん、着いたよ!」
そしてついに、私が来たかったお店に到着。