My Hero
1.My Hero
1.認知
真夏の暑い日の昼のこと。
昼食の次は、外で体育がある。
私はロッカーから次の授業で使う体育服を取り出そうとしていた。
・・・が、ない。
これは、いつものことだ。
多分、隠されているのか捨てられているのだろう。
ある日は教室のゴミ箱に、ある日はプールの中に
度々、見学をすることになるので単位が心配だ。
物を隠されたり、落書きされたりはあるのだが暴力を振るわれたことはないので不思議と恐怖心はない。
そして、日々の出来事に慣れてしまっているのかもしれない。
私は常に、心を“無”にすることでメンタルを維持している。
「はぁ…。今日も見学かな…。見学するのも面倒だし、教室でサボるのもありよりのありかも…。」
独り言を呟く。もちろん、誰も聞いていない。
友だちもいない。彼氏もいない。
・
・
・
・
・
けれど、私には秘密がある。
昼食の次は、外で体育がある。
私はロッカーから次の授業で使う体育服を取り出そうとしていた。
・・・が、ない。
これは、いつものことだ。
多分、隠されているのか捨てられているのだろう。
ある日は教室のゴミ箱に、ある日はプールの中に
度々、見学をすることになるので単位が心配だ。
物を隠されたり、落書きされたりはあるのだが暴力を振るわれたことはないので不思議と恐怖心はない。
そして、日々の出来事に慣れてしまっているのかもしれない。
私は常に、心を“無”にすることでメンタルを維持している。
「はぁ…。今日も見学かな…。見学するのも面倒だし、教室でサボるのもありよりのありかも…。」
独り言を呟く。もちろん、誰も聞いていない。
友だちもいない。彼氏もいない。
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けれど、私には秘密がある。
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