鈍感ちゃんと意地悪くんの出会いの物語
「で、どの辺ではぐれたんだ?
それか、はぐれた時の集合場所とかは?」
うーん……。
確か、三人で屋台を覗きながらぶらぶら歩いてて、二人がりんご飴見てるときに、ちょっと遠くに鈴カステラの屋台見つけて……。
えっと、それから……。
妙に食べたくなってふらふら寄ってっちゃったような……?
で、あっ! って思って振り返ったときには人混みの中で、一人ぼっちになってたんだっけ……?
あ、確か万が一のときのために集合場所でも決めときましょうか? て提案したお母さんに「大丈夫だよ、三人くっついて行動するんだから必要ないよ」 って断ったの、あたしだった……。
あぁ、あたしのバカっ!
「どした? 変な顔してるけど」
彼はあたしの顔を不思議そうに覗き込んだ。
それか、はぐれた時の集合場所とかは?」
うーん……。
確か、三人で屋台を覗きながらぶらぶら歩いてて、二人がりんご飴見てるときに、ちょっと遠くに鈴カステラの屋台見つけて……。
えっと、それから……。
妙に食べたくなってふらふら寄ってっちゃったような……?
で、あっ! って思って振り返ったときには人混みの中で、一人ぼっちになってたんだっけ……?
あ、確か万が一のときのために集合場所でも決めときましょうか? て提案したお母さんに「大丈夫だよ、三人くっついて行動するんだから必要ないよ」 って断ったの、あたしだった……。
あぁ、あたしのバカっ!
「どした? 変な顔してるけど」
彼はあたしの顔を不思議そうに覗き込んだ。