鈍感ちゃんと意地悪くんの出会いの物語
「やっぱり迷子は迷子センターじゃないか?」
彼のそのセリフに、自分が迷子のお知らせで放送される姿を思い浮かべてみた。
保育園児や幼稚園児に挟まれて、迷子センターで小さくなって座っているあたし。
小学生でもきっと滅多にいないだろうし、いたとしても低学年の小さな子だろうから、中学生のあたしはかなり場違いだ。
係の人も戸惑うに違いない。
きっと、
「迷子のお知らせです。紺に朝顔柄の浴衣を着た女の子、立花美空ちゃん、中学1年生が、迷子センターで待っています。
お母さんとお友達と来たそうです。
お二人は迷子センターまでお迎えをお願いします。繰り返します……」
なんて言われちゃうんだ!
翌日、校内で散々笑い者だろう。
新学期早々、なんて恥ずかしいっ!
「い、いやっ!」
彼のそのセリフに、自分が迷子のお知らせで放送される姿を思い浮かべてみた。
保育園児や幼稚園児に挟まれて、迷子センターで小さくなって座っているあたし。
小学生でもきっと滅多にいないだろうし、いたとしても低学年の小さな子だろうから、中学生のあたしはかなり場違いだ。
係の人も戸惑うに違いない。
きっと、
「迷子のお知らせです。紺に朝顔柄の浴衣を着た女の子、立花美空ちゃん、中学1年生が、迷子センターで待っています。
お母さんとお友達と来たそうです。
お二人は迷子センターまでお迎えをお願いします。繰り返します……」
なんて言われちゃうんだ!
翌日、校内で散々笑い者だろう。
新学期早々、なんて恥ずかしいっ!
「い、いやっ!」