鈍感ちゃんと意地悪くんの出会いの物語
「わかったわかった。
罰として今度の週末、仕込み手伝ってね。
それで許してあげる」
「あ、ありがとうお母さん!
週末だけじゃなくて、毎日手伝うよっ!」
嬉しくなって握った手をブンブン振るあたしに、お母さんは困ったように笑った。
「あなたは平日学校でしょ。週末だけで良いわ。
あ、あと勘違いしてるみたいだから言っておくけど、今朝早かったのは予約が入ってて、いつも以上に仕込みに時間がかかるからよ。
この前伝えておいたと思ったんだけど」
「えっ……?」
お母さんの言葉に記憶を辿る。
「ちょっとごめんね」と言って、お母さんはあたしから手を離してキッチンへ向かっていった。
確かに言われたような……?
この日は朝早いから朝御飯一緒じゃないよって……。
な、なんだぁ……。怒って早めに出た訳じゃなかったんだ……!
罰として今度の週末、仕込み手伝ってね。
それで許してあげる」
「あ、ありがとうお母さん!
週末だけじゃなくて、毎日手伝うよっ!」
嬉しくなって握った手をブンブン振るあたしに、お母さんは困ったように笑った。
「あなたは平日学校でしょ。週末だけで良いわ。
あ、あと勘違いしてるみたいだから言っておくけど、今朝早かったのは予約が入ってて、いつも以上に仕込みに時間がかかるからよ。
この前伝えておいたと思ったんだけど」
「えっ……?」
お母さんの言葉に記憶を辿る。
「ちょっとごめんね」と言って、お母さんはあたしから手を離してキッチンへ向かっていった。
確かに言われたような……?
この日は朝早いから朝御飯一緒じゃないよって……。
な、なんだぁ……。怒って早めに出た訳じゃなかったんだ……!