鈍感ちゃんと意地悪くんの出会いの物語
「そういえば立花さん、始業式居なかったよね? もしかして……?」
隣の子はハッと目を見開いて、口元を押さえた。
「確かに始業式は出てないし、知らない男子と登校したけど……。
だからって彼がその転校生なわけないよ」
何か期待しているような眼差しを向けられているけど、その期待には答えられそうにないなぁ、と申し訳ない気持ちになりながら返事をした。
「そうかなぁ?
じゃ、立花さんはただ遅刻しただけなの?」
「うん、新学期早々、うっかりだよ」
あはは、と笑って見せるも、彼女はまだ納得していないようだった。
「う~ん……。
まぁそれはそうと立花さん、知らない男子と登校って、危なくない?
立花さん警戒心無さすぎで心配だよ」
ありさと言いこの子と言い、心配性だなぁ。彼は知らないけど知り合い? だし?
たぶん良い人? だし?
あたしは大丈夫だよ~と笑いながら、スプーンを手に取った。
隣の子はハッと目を見開いて、口元を押さえた。
「確かに始業式は出てないし、知らない男子と登校したけど……。
だからって彼がその転校生なわけないよ」
何か期待しているような眼差しを向けられているけど、その期待には答えられそうにないなぁ、と申し訳ない気持ちになりながら返事をした。
「そうかなぁ?
じゃ、立花さんはただ遅刻しただけなの?」
「うん、新学期早々、うっかりだよ」
あはは、と笑って見せるも、彼女はまだ納得していないようだった。
「う~ん……。
まぁそれはそうと立花さん、知らない男子と登校って、危なくない?
立花さん警戒心無さすぎで心配だよ」
ありさと言いこの子と言い、心配性だなぁ。彼は知らないけど知り合い? だし?
たぶん良い人? だし?
あたしは大丈夫だよ~と笑いながら、スプーンを手に取った。