鈍感ちゃんと意地悪くんの出会いの物語
放課後のばちばち
「で? 美空?
この状況を説明してくれる?」
「えっ、と……」
「おい立花美空、放課後空けとけって言っただろ?」
「それは貴方が勝手に言い逃げっ……!」
「み~そ~ら~?」
「立花~」
あうぅ……。
二人とも怖いよぉ……。
放課後の喫茶店。店の奥の4人掛けの丸いテーブル席を、あたし、ありさ、転校生が囲んでいた。
二人に挟まれて責められているあたしは困ってしまって俯いたまま顔を上げることが出来ずにいた。
「説明と言われましても……」
もごもご言ったところで二人から向けられる視線の強さが緩まることもなく……。
これと言って反論出来るような言葉も、生憎持ち合わせてはいない。
この状況を説明してくれる?」
「えっ、と……」
「おい立花美空、放課後空けとけって言っただろ?」
「それは貴方が勝手に言い逃げっ……!」
「み~そ~ら~?」
「立花~」
あうぅ……。
二人とも怖いよぉ……。
放課後の喫茶店。店の奥の4人掛けの丸いテーブル席を、あたし、ありさ、転校生が囲んでいた。
二人に挟まれて責められているあたしは困ってしまって俯いたまま顔を上げることが出来ずにいた。
「説明と言われましても……」
もごもご言ったところで二人から向けられる視線の強さが緩まることもなく……。
これと言って反論出来るような言葉も、生憎持ち合わせてはいない。