鈍感ちゃんと意地悪くんの出会いの物語
サプライズにわくわく
新学期が始まって1ヶ月が過ぎた。
夏から秋へと移ろう季節。
涼しくなってきて過ごしやすくて、あたしの好きな時期の、ある週末の放課後。
新学期当日から、瀬田はよくあたしのクラスに顔を出しては、クラスを賑わせている。
ありさも元々よくあたしのクラスに遊びに来ていたから、時々二人は鉢合わせてしまい、その度に言い合いをしている。
よく飽きないなぁ、なんて毎回思う。
一応二人ともあたしに会いに来てるっぽいんだけど、鉢合わせた途端お互いしか見えなくなるみたい。
あたし無視で言い合いが始まってしまう。不思議なのはお互いに、嫌いだから、嫌だから、とかではないところ。
これもコミュニケーションの取り方ひとつなのだろうなぁ、って理解している。
クラスメイトも最初こそ驚いたり、喧嘩だと思って仲裁に入ろうとしたりしていたけど、見慣れたのか最近は二人の言い合いに生温い視線を向けている。
夏から秋へと移ろう季節。
涼しくなってきて過ごしやすくて、あたしの好きな時期の、ある週末の放課後。
新学期当日から、瀬田はよくあたしのクラスに顔を出しては、クラスを賑わせている。
ありさも元々よくあたしのクラスに遊びに来ていたから、時々二人は鉢合わせてしまい、その度に言い合いをしている。
よく飽きないなぁ、なんて毎回思う。
一応二人ともあたしに会いに来てるっぽいんだけど、鉢合わせた途端お互いしか見えなくなるみたい。
あたし無視で言い合いが始まってしまう。不思議なのはお互いに、嫌いだから、嫌だから、とかではないところ。
これもコミュニケーションの取り方ひとつなのだろうなぁ、って理解している。
クラスメイトも最初こそ驚いたり、喧嘩だと思って仲裁に入ろうとしたりしていたけど、見慣れたのか最近は二人の言い合いに生温い視線を向けている。