鈍感ちゃんと意地悪くんの出会いの物語
漫才でも始まったのかなぁ、
あたしは二人のやり取りを見つめる。
「美空、この狼を自宅に上げるつもりじゃないわよね?」
え、ダメなの?
「狼って……。瀬田だよね?
ご飯食べるだけだし、ダメなの?」
「ダメに決まってるでしょ?!」
「美空、そうやってちょいちょい男を家に上げてんのか?!」
漫才を始めたのかと思っていた二人は、何故かあたしを総攻撃だ。
「え、ありさ、瀬田だよ? 大丈夫でしょ?
瀬田、男を家に上げるなんてなんだか嫌な言い方だよ? 今まで親戚以外上がったことないし」
お父さん以来、家に上がったことがあるのはお母さんの弟でありあたしの叔父さんか、従兄弟だけ。
二人はまた同時にため息をついて、
「妥協点は、喫茶店でシチューね」
「だな」
と、話をまとめた、らしい。
それから移動して、二階の自宅から一階の喫茶店へとシチュー鍋を運び、三人で昼食にした。
ちなみに、瀬田曰く
「応援しに来てくれたの見えてた。俺の美空センサー見くびるな」
らしい。
瀬田、謎のセンサー 持ってるっぽい。
あたしは二人のやり取りを見つめる。
「美空、この狼を自宅に上げるつもりじゃないわよね?」
え、ダメなの?
「狼って……。瀬田だよね?
ご飯食べるだけだし、ダメなの?」
「ダメに決まってるでしょ?!」
「美空、そうやってちょいちょい男を家に上げてんのか?!」
漫才を始めたのかと思っていた二人は、何故かあたしを総攻撃だ。
「え、ありさ、瀬田だよ? 大丈夫でしょ?
瀬田、男を家に上げるなんてなんだか嫌な言い方だよ? 今まで親戚以外上がったことないし」
お父さん以来、家に上がったことがあるのはお母さんの弟でありあたしの叔父さんか、従兄弟だけ。
二人はまた同時にため息をついて、
「妥協点は、喫茶店でシチューね」
「だな」
と、話をまとめた、らしい。
それから移動して、二階の自宅から一階の喫茶店へとシチュー鍋を運び、三人で昼食にした。
ちなみに、瀬田曰く
「応援しに来てくれたの見えてた。俺の美空センサー見くびるな」
らしい。
瀬田、謎のセンサー 持ってるっぽい。