旦那様、離婚はいつにしましょうか~御曹司と清く正しい契約結婚~
そんなことを考えながら自分のデスクに向かうと、すぐに入口のドアが開いて部長が入ってきた。
「皆、集まってるか?」
「はい」
部長のうしろから、とてつもなく脚の長い男性が姿を現す。
イケメンなんてどこから湧いたかわからない噂が飛び交っていたが、事実だった。
二重のくっきりした切れ長の目を持ち、鼻はすらっと高く、顔も小さい。
長身で細身だが胸板は厚そうで、背筋もピンと伸びている。
「ちょっ、レベル高っ」
隣に並んだ亜美がボソッとつぶやくので、肘で突っつき〝やめなさい〟と制しておいた。
けれども、亜美の言う通り。
眉目秀麗という言葉は、彼のためにある気さえする。
「紹介します。本日付で事業企画部に配属になった、相馬響くんだ。えぇっと、三十四歳でよかったかな?」
部長は自分の席まで行くと、十センチ以上背の高い相馬さんを見上げる。
「皆、集まってるか?」
「はい」
部長のうしろから、とてつもなく脚の長い男性が姿を現す。
イケメンなんてどこから湧いたかわからない噂が飛び交っていたが、事実だった。
二重のくっきりした切れ長の目を持ち、鼻はすらっと高く、顔も小さい。
長身で細身だが胸板は厚そうで、背筋もピンと伸びている。
「ちょっ、レベル高っ」
隣に並んだ亜美がボソッとつぶやくので、肘で突っつき〝やめなさい〟と制しておいた。
けれども、亜美の言う通り。
眉目秀麗という言葉は、彼のためにある気さえする。
「紹介します。本日付で事業企画部に配属になった、相馬響くんだ。えぇっと、三十四歳でよかったかな?」
部長は自分の席まで行くと、十センチ以上背の高い相馬さんを見上げる。