夢の人
夜8時 ━━━━━


東京のとある一軒家に妄想をして楽しんでいる1人の少女が


「……ぬぁぁぁ!!!!ゆいとぉぉぉ!!」

どうやら18禁の妄想小説を読んでいるようだ

「ゆいとぉ、それはだめ!!きゃー!!」

部屋の外からドンドン鳴る足音が近づいてくる

ドアが開き

「うるっさい!!夜に何変な声出してるの!」

「げっ、鬼婆」

「あ?誰が鬼婆だって!?」

「嘘嘘笑、許してー!」


携帯をベッドの上に置き手をくっつけ謝る


「今度うるさくしたら、携帯没収ですから!」


ドアが勢いよく閉まる


「もーこわいなぁ、…」


もう一度携帯を見てニヤリと微笑む


「ゆぅいぃとぉ♡」


また騒がしい夜になりそうです…



翌朝━━━━━


「ねむっ…」

「あんたまた小説ずっと見てたんでしょ」

「だってぇ、面白かったんだもん」


登校は毎日一緒の玲

小学校からの仲良しで今では何とリア充


「ほんとに…良いよねー、玲は。彼氏いてさ?寝落ち電話してさ?ほんとにリア充」

「別に寝落ちはしてない笑、そんなに羨ましいなら、あずさも彼氏作りなー」

「いいんですー私は、非リア最高!」

「はぁ…
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