御曹司の恋の行方~地味な派遣秘書はご令嬢~
翔は、まだまだ遥に驚かされる。
「ところで、遥の部屋は何階?」
「12階」
「ヘッ?このマンションって、11階までだと思ってた」
エレベーターの表示は11階までしかない。
「あ~、お祖父様がセキュリティを考えて11階までしか表示してないの。同じ様にカードを差し込むとちゃんと12階まで着くのよ」
「さすが西園寺家だな」
ふたりはエレベーターに乗り込み、遥がカードを差し込むと上昇するエレベーター。
11階を通り過ぎ、12階に着いた様だ。
そして扉が開くと、明らかに翔達の住んでいる階と違う。フカフカの絨毯敷きで、重厚な扉が2戸。
翔の階も充分高級感がある造りだが、この階は桁違いだ。
このマンションに普段住み慣れている翔でさえ、驚くのだった。
思わず
「同じマンションとは思えない」と呟く。
「そうね。お祖父様が拘ったから。こっちよ」
と手前の扉に向かいカードを翳す遥。
「ところで、遥の部屋は何階?」
「12階」
「ヘッ?このマンションって、11階までだと思ってた」
エレベーターの表示は11階までしかない。
「あ~、お祖父様がセキュリティを考えて11階までしか表示してないの。同じ様にカードを差し込むとちゃんと12階まで着くのよ」
「さすが西園寺家だな」
ふたりはエレベーターに乗り込み、遥がカードを差し込むと上昇するエレベーター。
11階を通り過ぎ、12階に着いた様だ。
そして扉が開くと、明らかに翔達の住んでいる階と違う。フカフカの絨毯敷きで、重厚な扉が2戸。
翔の階も充分高級感がある造りだが、この階は桁違いだ。
このマンションに普段住み慣れている翔でさえ、驚くのだった。
思わず
「同じマンションとは思えない」と呟く。
「そうね。お祖父様が拘ったから。こっちよ」
と手前の扉に向かいカードを翳す遥。