御曹司の恋の行方~地味な派遣秘書はご令嬢~
「大将が準備してる間に、お主の話を聞こうかの。何か話があるんじゃろ?」
「はい」
3人は、リビングの一画の畳スペースがある所に向き合い座った。翔の横には遥。
「西園寺さん、私はドイツから帰って秘書として遥さんと出会い、まだ3ヶ月ですが秘書の遥さんだけでなくひとりの女性として尊敬し愛してます」
真剣な目で、公造から視線を反らすことなく言い切る翔。
「ほう」
「これからの未来、遥さんが背負う物も含め、ふたりで助け合い生きて行きたいと考えております。まだまだ未熟な私ですが、結婚を前提にお付き合いする事を認めていただけないでしょうか?お願い致します」と頭を深く下げた翔。
「頭を上げなさい」
「はい」
「遥は、両親を亡くしてから今日まで、本当に頑張ってくれている。西園寺という普通でない大きな物を背負って生きてきた。そんな遥には、遥を理解し支えてくれる存在を見つけてほしいと思っていた。お見合いで捜すのは簡単じゃが、大きな物を背負う運命なら、相棒となる伴侶は恋愛をして見つけてほしいと思っていたのじゃ。ただ、私利私欲にまみれた者では困るし、度量もある程度の実力も必要。恋愛をしてほしいと思いながらも誰でもいいわけじゃない。今回、お主の秘書になり神宮寺の長男は実力もあると聞いていた事もあって、会いに行かせてもらった。わしは、お主なら反対はせぬ」
「ありがとうございます」
「はい」
3人は、リビングの一画の畳スペースがある所に向き合い座った。翔の横には遥。
「西園寺さん、私はドイツから帰って秘書として遥さんと出会い、まだ3ヶ月ですが秘書の遥さんだけでなくひとりの女性として尊敬し愛してます」
真剣な目で、公造から視線を反らすことなく言い切る翔。
「ほう」
「これからの未来、遥さんが背負う物も含め、ふたりで助け合い生きて行きたいと考えております。まだまだ未熟な私ですが、結婚を前提にお付き合いする事を認めていただけないでしょうか?お願い致します」と頭を深く下げた翔。
「頭を上げなさい」
「はい」
「遥は、両親を亡くしてから今日まで、本当に頑張ってくれている。西園寺という普通でない大きな物を背負って生きてきた。そんな遥には、遥を理解し支えてくれる存在を見つけてほしいと思っていた。お見合いで捜すのは簡単じゃが、大きな物を背負う運命なら、相棒となる伴侶は恋愛をして見つけてほしいと思っていたのじゃ。ただ、私利私欲にまみれた者では困るし、度量もある程度の実力も必要。恋愛をしてほしいと思いながらも誰でもいいわけじゃない。今回、お主の秘書になり神宮寺の長男は実力もあると聞いていた事もあって、会いに行かせてもらった。わしは、お主なら反対はせぬ」
「ありがとうございます」