御曹司の恋の行方~地味な派遣秘書はご令嬢~
「翼、反応薄いな。簡単に解決してくれたけど、西園さんじゃなかったら、今日はその電話にみんな振り回されていたかもだぞ」
「感心してるんだよ。あんなに女子社員に目の敵にされていたのに、その一瞬でこんなに変わる程の彼女はホントに出来る人なんだろうなって」
「だな。電話を代わってもらった彼女なんか、もう西園信者だよ」
「ハハッ」大袈裟ではなさそうだ。今度、兄さんに西園さんの事を聞いてみようと思った。
がその日実家に帰って驚く。
社長である親父がいい歳して、お袋に今日の様子を話しているのだ。
挙げ句の果てに、ふたりして翔の嫁になってくれないかな?と言い出す始末。
まあ、俺は高みの見物をさせてもらおうと、この時は気楽に考えていた。
後に、自分も巻き込まれるなんて…
「感心してるんだよ。あんなに女子社員に目の敵にされていたのに、その一瞬でこんなに変わる程の彼女はホントに出来る人なんだろうなって」
「だな。電話を代わってもらった彼女なんか、もう西園信者だよ」
「ハハッ」大袈裟ではなさそうだ。今度、兄さんに西園さんの事を聞いてみようと思った。
がその日実家に帰って驚く。
社長である親父がいい歳して、お袋に今日の様子を話しているのだ。
挙げ句の果てに、ふたりして翔の嫁になってくれないかな?と言い出す始末。
まあ、俺は高みの見物をさせてもらおうと、この時は気楽に考えていた。
後に、自分も巻き込まれるなんて…