御曹司の恋の行方~地味な派遣秘書はご令嬢~
完璧秘書のお祖父様
神宮寺製薬の秘書1日目を定時で終了し、48階に向かう遥。

社長室に入ると、悠里が仕事をしていた。

「あっ、遥お疲れ様」

「お疲れ様~急ぎの用はあった?」

「大丈夫だよ。遥の決裁が必要なのは残ってるけど」

「了解。ありがとう。終わったら帰っていいからね。今日はデート?」

「ううん。親友と飲みに行くかもって言ってたから」

「そっか。とにかく、終わったら遠慮なく帰ってね」

「うん」

それから、1時間位で悠里は帰った。

そして、遥がすべての仕事を終えた頃には、日付が変わっていた。

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