御曹司の恋の行方～地味な派遣秘書はご令嬢～

夕輝遅いなと思っていると、女性を連れて戻ってきた。

「？？」翔が疑問に思っていると、

「翔、俺の彼女」

「初めまして、木下悠里です」と自己紹介された。小柄な可愛い感じの女性だ。

「初めまして、神宮寺翔です」

「神宮寺？！」と悠里は、目を見開き驚く。

「悠里知ってるのか？」と今度は夕輝が驚く。

ハッと我に返り、
「初めましてなんだけど、神宮寺さん有名だから噂に聞いてて、夕輝の親友が神宮寺さんだと聞いてなかったから驚いてしまったの。神宮寺さんもお気を悪くしたらすみません」

「いえ。有名って言うのが気になるけど…」

「それは、御曹司で男前みたいな？」

「悠里、なんで疑問形？」

「いや、あくまで噂だから…」

「お前の彼女面白いな」

「そうか？翔に紹介したかったんだ。突然ですまん。たまたま、仕事終わりの電話だったから。取りあえず座ろうか」

「ああ」