御曹司の恋の行方~地味な派遣秘書はご令嬢~
「書類届いてました。部署名の記入間違いで違う部署に届いてました」
「えっ」
「可能性を考えて、あちらの部署の直通番号を聞いといて良かったです」と大した事のない口調の遥に、フロアは唖然とする。
遥がいなかったら、かなりの時間を要し大事になっていただろう。
そこへ、海外営業部の部長が戻ってきた。
珍しく静なフロアに首を傾げていると、
「部長、副社長より書類を預かって参りました」
「ああ。ありがとう」
「失礼致しました」と本来の用事を済ませた遥は何事もなかった様に去っていったのだった。
「えっ」
「可能性を考えて、あちらの部署の直通番号を聞いといて良かったです」と大した事のない口調の遥に、フロアは唖然とする。
遥がいなかったら、かなりの時間を要し大事になっていただろう。
そこへ、海外営業部の部長が戻ってきた。
珍しく静なフロアに首を傾げていると、
「部長、副社長より書類を預かって参りました」
「ああ。ありがとう」
「失礼致しました」と本来の用事を済ませた遥は何事もなかった様に去っていったのだった。