御曹司の恋の行方~地味な派遣秘書はご令嬢~
遥はすぐに副社長室に向かう。
『コンコン』
「はい」
「失礼します。副社長、ただ今受付に島崎紀子様がお越しで、自分は副社長の婚約者だと仰っているようです」
「は?島崎紀子?誰だ?」
「え!昨日の院長の娘さんです」
「はぁ?婚約者?意味がわからない」
「確かに。私が応対して帰っていただいてよろしいですか?」
「頼めるか?厄介なら院長に抗議するから言ってくれ」
「わかりました」
遥は受付に向かいながら、昨日の夜を思い出す。いつの間にか、副社長を翔さんと呼んでいたが、婚約者だとまで言う様な事は全くなかった。ちょっと厄介な女性な気がする。
『コンコン』
「はい」
「失礼します。副社長、ただ今受付に島崎紀子様がお越しで、自分は副社長の婚約者だと仰っているようです」
「は?島崎紀子?誰だ?」
「え!昨日の院長の娘さんです」
「はぁ?婚約者?意味がわからない」
「確かに。私が応対して帰っていただいてよろしいですか?」
「頼めるか?厄介なら院長に抗議するから言ってくれ」
「わかりました」
遥は受付に向かいながら、昨日の夜を思い出す。いつの間にか、副社長を翔さんと呼んでいたが、婚約者だとまで言う様な事は全くなかった。ちょっと厄介な女性な気がする。