御曹司の恋の行方~地味な派遣秘書はご令嬢~
「遥。遥の嫌がることはしないから、ふたりになれる所に行きたい」
「えっ」
「嫌か?」
急展開にどうしていいかわからない遥。そんな遥を見て、少し強引だが連れ出す事にした翔は、立ち上がり遥の手を引く。
「俺の家でいいか?」
「…。はい」消え入りそうな声。いつものテキパキした姿からは考えられない。本当に、男性に免疫がないようだ。
遥は全く気づいていないが、地味メガネではない今日の格好は、パーティーの最中からバーの中でも男性客の視線を釘付けにしていて、早く人目を避けたいのが本音だったのだ。
とにかく、遥を他の輩に見せたくない一心で行動に移した翔だった。
ふたりは手をつなぎ、翔の家に向かう。
オフィスビルとは地下通路でつながるレジデンス。年末の寒い時期でも外に出ることなく帰れる。
遥にとっても慣れ親しんだ帰り道。
「えっ」
「嫌か?」
急展開にどうしていいかわからない遥。そんな遥を見て、少し強引だが連れ出す事にした翔は、立ち上がり遥の手を引く。
「俺の家でいいか?」
「…。はい」消え入りそうな声。いつものテキパキした姿からは考えられない。本当に、男性に免疫がないようだ。
遥は全く気づいていないが、地味メガネではない今日の格好は、パーティーの最中からバーの中でも男性客の視線を釘付けにしていて、早く人目を避けたいのが本音だったのだ。
とにかく、遥を他の輩に見せたくない一心で行動に移した翔だった。
ふたりは手をつなぎ、翔の家に向かう。
オフィスビルとは地下通路でつながるレジデンス。年末の寒い時期でも外に出ることなく帰れる。
遥にとっても慣れ親しんだ帰り道。