凛と相沢先生
車に乗り、走り出すと、

「とりあえず、着替えに家に戻ろっか、夜は、ホテルのディナーを予約しといたから」
と、唯斗君が当たり前のように、さらっとそう言った。

「えっ、嬉しい、やったー!」
そう私が、満面の笑みで言うと、

「そんなに喜んでくれて嬉しいよ!

でも、その前にいろいろと聞かせてもらおうか?西音寺とのこと」

作り笑顔でそう言った唯斗君が、少し怖くて私は俯いた。
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