凛と相沢先生
それから10分が経ち唯斗君がリビングに来た。

「あぁ、お腹空いた、今日はかき揚げ丼かー」
そう言いながら椅子に座った。

「うん、買って来たものだけど…」

「いただきます、うーん、おいしい」

「いただきます」

「そういえば」

どきっとした。

「大学はどう?」


「あっ、えーっと、どうって言われても、まだ授業始まってないし…なんとも言えないかな」

「オリエンテーションか」

「うん、学会はいつあるの?」

「1ヶ月後だよ」

「ふーん、大変そうだね」

「まぁな」

そんなたわいもない会話をしてご飯を食べ終え、私は食器を洗い、唯斗君は、ソファでテレビを見だした。
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