凛と相沢先生

「えっ?」

「服脱いで俺に見せて?」

「なんで、そんなこと」

「別れた彼女もそうだった、やましい事は無かったとか言っといて身体中にキスマーク付けて、俺を裏切ったんだよね...あははは、笑えるだろ?
なぁ、早く脱いで見せてよ?」

元カノと一緒にさせられて悔しかった。
正直、私の事は、信じて欲しかったから…

私は、意を決し震える手で、
上の服を脱ぎ、

「グズッヴゥゥ、ゲホッ」

ジーパンを脱いだ。



「うん?下着は俺に脱がせてほしいの?」

「許して...グズッウゥ...」

「許して?許さないよ、ほら、手どかして、よく見せて」

「ウゥ、ゲホッコホッコホッゲホッウゥウゥ...」

「いじめすぎたか...」
そうボソッと言った。

「ゲホ、ゲボッコホッゴホッハアーハア」

近くにあったブランケットをさっと掛けてくれ、吸入器を私の口にあてた。

「凛、吸ってー吐いてーもう1回吸ってー吐いて
ー」

「スーハーケホッコホッスーハーケホッケホッハーハーハー......ケホッハー…ハー…」

「落ち着いてきた?ごめん、やり過ぎた」

「ゲホッえ?」

「体調悪い凛を襲うほど西音寺は、飢えてないの分かってるし、凛だってそんな事しないのは分かってたけど、あまりにも俺に隠し事するからいじめたくなっちゃって…」

「ケホッコホッごめんなさい」

「うん、もういいよ、取り敢えず服着よっか?脱がした俺が言うのもなんだけど...風邪引いちゃうから」

「うん」
そう返事をして、唯斗君に背を向け服を着た。

「でも、これからは、変な気を回さずに、体調が悪い時は、必ず連絡すること、あと、嘘はお願いだからつかないで欲しい...凛の事、信用出来なくなる...」

「うん、分かった」


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