凛と相沢先生

仲直り

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ピッピッピッピッピッピッ



機械音が鳴り響く室内で目を覚ました。

目をキョロキョロ動かし周りを見たけど誰もいなくて、しばらく天井をボーッと眺めた。

助かったんだ…私…
でも、唯斗君、怒ってるよね…
会いたくないな。




タッタッタッタ

足音が聞こえてきた。

「伊吹さん⁈分かりますか?」
そう言いながら看護師さんが、私の手に触れphsで誰かに電話した。



直ぐにまた、別の足音が聞こえた。

タッタッタッタ


「良かった」
小さい声でそう呟き唯斗君は、バイタルを確認した。

「安定してるから、大丈夫だよ」
そう、優しい声で言った。



「ううっうっごめんなさぃグスっ」
涙を堪えながら私は謝った。

「苦しくなるから、反省よりも、まずは身体を休めて回復させるようにつとめてくれる?」
そう親みたいに私をなだめた。

「ううっうっうん」
私は、こぼれ落ちた涙を手でぬぐいながら頷き目を閉じた。
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