凛と相沢先生
袋に入ったお弁当を取り出しレンジで温めなおしテーブルに置くと、部屋着に着替えた唯斗君が頭をかきながらリビングに入ってきた。

「腹減ったー」
そう言うと椅子に座り手を合わせ割り箸をわった。

「いただきます」
そう言い私も割り箸を割り一口食べた。

「おいしい、それにしても、唯斗君って唐揚げ好きだよねー」

「えっ?そうか?」

「うん、週1で絶対食べてるよね?」

「そう言えばそうかもな」
照れながら、また、唐揚げを一口かじる唯斗君は、かわいかった。

「ごちそうさま」

食べ終わると、フーと一息つき、唯斗君は、ソファーに移動をした。
私のことをチラッと見ると、隣に座るようポンポンとソファーに触れ合図したので、私は静かに唯斗君の隣に座った。
< 53 / 57 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop