ブルー、ブルージーンズ
1.突然の別れ話
そういえば、もうずっと大輔とはセックスしてなかった。
なんてことを、今まさに、別れ話を持ち出されてる、その真っ最中にあたしは思い出していた。
今朝、遅番だというのにめずらしく大輔は早く起きてきて、ダイニングであたしといっしょに朝食をとった。
「今日、話があるから早く帰ってこれん?」
コーヒーをすすりながら、そんなことを言い出すから、なにかと思った。
あたしたちの生活はすれ違いだ。
イタリアンレストランでコックをしている大輔は、遅番だと昼すぎに起きて、夕方に家を出て行く。帰ってくるのは翌日の早朝だ。早番だとしても、仕事をあがったらそのまま相棒のよしおくんと町にくりだして飲み歩いたりしてるから、おんなじ。
だからまっとうに生活している(とはいっても、ちいさなジーンズショップのバイトだけど)あたしとは、めったに会うこともなければ会話をかわすこともない。
なんてことを、今まさに、別れ話を持ち出されてる、その真っ最中にあたしは思い出していた。
今朝、遅番だというのにめずらしく大輔は早く起きてきて、ダイニングであたしといっしょに朝食をとった。
「今日、話があるから早く帰ってこれん?」
コーヒーをすすりながら、そんなことを言い出すから、なにかと思った。
あたしたちの生活はすれ違いだ。
イタリアンレストランでコックをしている大輔は、遅番だと昼すぎに起きて、夕方に家を出て行く。帰ってくるのは翌日の早朝だ。早番だとしても、仕事をあがったらそのまま相棒のよしおくんと町にくりだして飲み歩いたりしてるから、おんなじ。
だからまっとうに生活している(とはいっても、ちいさなジーンズショップのバイトだけど)あたしとは、めったに会うこともなければ会話をかわすこともない。