ブルー、ブルージーンズ
その言葉は、あたしにとどめをくらわせた。

さっきまでのごたくとはまるでちがう。
同じ人間の言葉だというのに、どうしてここまでちがって響くのだろう。


たぶん、本心から出た言葉だからだ。


たちまち襲ってきた絶望感と喪失感に、あたしは打ちのめされた。

どうしていいのかわからなかった。

理由なんて、聞いたところでしょうがない。

大輔があたしと別れたがっている。


それだけでもう終わりだった。
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