はなことば。
大人っぽい綺麗な声に顔が熱くなった
「っああああああもう!やめろよー!」
俺は恥ずかしさのあまりに教室を出た
「あああ!夕陽どこいくのぉぉぉ!?」
「っおいどこいくんだよ!浪花さんごめん!」
「?うん」
「お前ら馬鹿なの!?」
俺たちは屋上に来た
「いや俺は夕陽のためにと思ったの!」
「おれも」
「だからって言って呼ぶのはおかしいだろ!」
「「...なんで?」」
「もういいよ!」
「でも浪花さんって綺麗な人だよねぇ。」
「たしかに」
「...」
確かに綺麗な人だ
誰もが2度見しそうな整った顔
綺麗な鼻筋
ぷっくりとした唇
あれは
「...やばい」
「「は?」」