One s death -the last sword-
1人ぼっちだと泣けば
誰か気付いてくれますか?
寂しいと嘆けば
誰か一緒にいてくれますか?
『ずっと一緒にいて』
と言えば
ずっと一緒に
いてくれるのですか?


控え目なノック音と、ドアを開く音がした。
俺はベッドの上で小さく伸びをし、寝惚けたまま目をこする。
「レディック様、おはようございます。…起きてます?」
「起きて…ない。寝てる」
「重症だ」
眠たい目をこじ開け、上半身を起こすと朝日が眩しい。
口を半開きにしたままだらしない姿でいると、レベッカが微笑みながら近づいてきた。
ベッドを直しながら、レベッカはカーテンを開ける。
「おはようございます。昨日は、寝るのが遅かったんですか?」
「…うん。ラクトンのとこ行ってた」
1点を見つめて、まだ寝惚けたまま話す。
「ラクトンのところに。あまり眠られてないんですね」
俺は返事の代わりに、大きな欠伸をする。
目をこすると、涙がでる。
「着替え…は?」
俺がそう尋ねると、レベッカは机から青色の服を取り出した。
目が覚めるような、気持ちのいいくらいの青色で、少し軍服に似ているような気もする。
「なあに、これ」
「着替えですよ、気にいりませんか?…早く顔洗って歯磨いて」
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