One s death -the last sword-
「う〜ん、これだけじゃなぁ」
「…厳しいね、兄ちゃん」
「……ねぇ、俺そんなにふけて見えるの?」
目の前の賭け師が口元を歪める。
そしてしばらく胸元をあさくると、黒い物を取り出した。
「じゃあ、これ!!」
「そんな不吉な色。やだよ」
「まあ聞けって!!これは………」
言葉巧みな説明にのせられ、数分後には俺の心は買う事に決めていた。
「やっりー!!儲けた!!」
「…嘘じゃないよな?」
「俺は、詐欺師じゃないから」
ここからは、俺でもできる金の相談。
商売師は、手を叩いて俺を促した。
「さあ、いくらで買う?」
唇をなめ、軽いため息をつく。
そして俺は、微笑を返す。
「…言い値でいいよ」
「あっ、言ったな?高いよ〜?」
「見つけた」
どちらの声でもなかった。
恐る恐る振り返ると、そこには1番見たくない顔があった。
無駄に、整った顔。
目をそらすと、明らかに頬を赤く染めている女性が目に入る。
「…さあ、帰りましょうね」
「ちょっと待って!!金払うから!!」
そう言い、逃げる隙をつくろうとするとレベッカの手から金が落とされた。
「毎度ぉ」
「行きましょうか」
「レベッカ……」
引きずられるように、馬に乗せられる。
「…厳しいね、兄ちゃん」
「……ねぇ、俺そんなにふけて見えるの?」
目の前の賭け師が口元を歪める。
そしてしばらく胸元をあさくると、黒い物を取り出した。
「じゃあ、これ!!」
「そんな不吉な色。やだよ」
「まあ聞けって!!これは………」
言葉巧みな説明にのせられ、数分後には俺の心は買う事に決めていた。
「やっりー!!儲けた!!」
「…嘘じゃないよな?」
「俺は、詐欺師じゃないから」
ここからは、俺でもできる金の相談。
商売師は、手を叩いて俺を促した。
「さあ、いくらで買う?」
唇をなめ、軽いため息をつく。
そして俺は、微笑を返す。
「…言い値でいいよ」
「あっ、言ったな?高いよ〜?」
「見つけた」
どちらの声でもなかった。
恐る恐る振り返ると、そこには1番見たくない顔があった。
無駄に、整った顔。
目をそらすと、明らかに頬を赤く染めている女性が目に入る。
「…さあ、帰りましょうね」
「ちょっと待って!!金払うから!!」
そう言い、逃げる隙をつくろうとするとレベッカの手から金が落とされた。
「毎度ぉ」
「行きましょうか」
「レベッカ……」
引きずられるように、馬に乗せられる。