2005
そんなある日の放課後
自分は日直で残って日誌を書いていた。
そうしたら彼女が教室にやって来た
『あれっ? ここにもいないなぁ…』
そう言ってキョロキョロしている
多分自分の前の席の女子、添田さんを探しに来たんだろう
…自分は勇気を振り絞って彼女に声を掛けてみた
「添田さんなら職員室に行ってるよ、今日彼女も日直だから」
言った後にすぐ後悔した
自分に話し掛けてきてくれたわけでもないのに…と。
でもそんな自分彼女はニコッと笑って
『そうなんだ! 教えてくれてありがとう!』
そう言ってこっちに来て添田さんの席に座って
『ここで待っといていい?』
と自分に聞いてきた
「どうぞ …僕の席じゃないけど」
『あはは! 確かに~』
そう言ってこっちを向いて座って、自分が日誌を書いているのをじっと見てきた