再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
ずっといつも側にいて、笑っててくれて、私を癒してくれて…


私には、賢人君が必要だった。


一緒にいて、本当に楽しかったから。


だけど、それは…


恋愛とは違うって…そう思う。


『確かに…菅原先生…だよ。幼なじみなんだけど、ちょっと前にたまたま再会して。それから、何だか気になってしまって。瑞とは、まだこれからどうなるかもわからないんだけど、でもね…賢人君のことは…やっぱり…』


『…ですよね。そうですよね…愛莉さんみたいな可愛くて優しくて素敵な人、絶対僕なんかに振り向いてくれるはずないですよね。菅原先生…めちゃくちゃイケメンだし、頭いいし、きっとお金持ちだろうし、僕とは全然比べ物にならないです』


そんな…


賢人君の言葉に、ふと自分の思いを重ねた。


自分に自信がないのは、賢人君も同じなのかなって。


こんなにイケメンで、優しい青年なのに…
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