再会は魔法のような時を刻む～イケメンドクターの溺愛診察～

『そんな…一緒に住んでるなんて、私、聞いてないわ！』


とても驚いた様子で少し取り乱している。


『そんなことをわざわざ君に言う必要はないだろ？』


『そんなの私は認めない！あなた達はお似合いじゃない！』


小川先生は、何度も首を横に振った。


『もう…いい加減止めてくれないか。俺達は付き合ってるんだ。結婚だって考えてるし、ずっと一緒にいたいと思ってる。君に心を移すことは、どんなことがあっても有り得ないから』


『ひどい…瑞先生は、私の気持ちを踏みにじるのね。私をフルなんて…そんなの…許せない』


小川先生はかなり興奮している。


美人が台無しになるくらい、怖い顔になって。


瑞を好きな気持ちはわかるし、申し訳なかったけど…


でも、私も逃げないでちゃんと言っておきたかった。


『小川先生、私は瑞のことが好きです。自分に自信はないけど、でも、瑞と一緒にいたいって思ってます。だから、本当に…これから先は…』