再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
『愛莉…』


『ん?』


瑞は、優しい眼差しで私を見た。


『結婚しよう…』


『…え…』


『俺は、愛梨と夫婦になりたい。俺の奥さんとして、一生、側にいてくれないか?必ず、幸せにするから』


瑞の愛情がこもったそのセリフに、ただ…


幸せ過ぎて、涙がジーンと滲んで溢れ出した。


頬をつたっていくつもこぼれ落ちる雫。


『本当に…?本当に私でいいの?私には何もないよ』


『何もないなんて言うな。俺には、愛莉が全てだ。愛莉がいい。愛莉じゃないとダメなんだ…』


『恥ずかしいよ…そんなに名前言われたら』


赤面してるよね、たぶん、私。


『何回でも呼びたいんだ…愛莉、答えは?』


顔を覗き込みながら聞く。


『ち、近いよ…』


瑞は、私の答えを待ってくれてる。


結婚って、正直まだよくわからないけど、でも…
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