再会は魔法のような時を刻む～イケメンドクターの溺愛診察～

24で彼氏も結婚相手もいないのは、正直、寂しいけど…


でも、もう焦ることは止めた。


ただ彼氏が欲しいだけで、そんなに好きでもない人と付き合うのは良くないってわかったから。


心の底から好きな人が現れるまで…


今は、待ってみようと思う。


そんな人に出会えるかなんて、全然わからないけど。


その時、なぜか瑞の顔が浮かんだ。


私を、診察してくれた時の顔。


瞳が…すごく綺麗だったな。


じっと私を見てて、恥ずかしくてドキドキした。


瑞に対して湧き上がった感情の正体…


まだわからなくて、モヤモヤする。


今、何してるのかな…


もう夜の10時を回ってるから、さすがにマンションに戻ってるよね。


私は、思わずカーテンを開けた。


瑞の部屋は、私の部屋から見ても、明かりがついているのかはわからない。


同じように、向こうからも私の部屋は見えない。


どうしたんだろ…


無性に…


瑞に会いたくなった。